
昨年から鉄塔建替を行っていた現場ですが、工事も終盤に差し掛かり現在「移線作業」(電線のせかえ)に入っています。この現場ではいろいろな鉄塔の建て方(工法)があったので、移線作業の様子と共に紹介します。

ここは別の土地に新しく鉄塔を建てたので、右(古い鉄塔)から左(新しい鉄塔)へ電線をワイヤーやロープを使い新しい鉄塔に電線を引き寄せていきます。

この鉄塔は、小さい古い鉄塔を覆うように新しい鉄塔が建っているのがわかるでしょうか?古い鉄塔にあと2本電線がついたままの状態です。

こちらは見にくいですが、新旧の鉄塔の足元だけ重なり合っています。絡まっているようにも見ますが、これは設計の時点で計算されているので新旧どこもぶつかっていないんですよ!!
電線の移線が終わると古い鉄塔は解体するので、今しか見れない珍しい光景です。
今日までに7本ある線の内、5本の移線が終わりました。移線といっても電線を新しい鉄塔に移動しつつ、新しい電線に取替える方法を使っているので手間がかかります。5つの鉄塔にかかる電線を移動させるために、7つの鉄塔へ班を送って総勢30名ほどが数週間かかって作業に従事しています。
通りかかった人も珍しいのか上を見上げて作業の様子をうかがっていました。

⇑ 実際に使用している電線です!
高知本社 岡崎