耐圧試験

感電対策のために行う接地という作業があります。これはその時に使用する接地棒という道具です。(写真:赤印が接地線。青印が接地棒)先日行った、定期点検の「耐圧試験」の様子を紹介します。

接地棒は絶縁体という電気を通さない素材で出来ていますが、汚れたり劣化しているとその性能が発揮できない場合があります。そこで定期的に耐圧試験を行ない、絶縁体が規程の電圧に耐えられるかどうかを確認します。


まず、試験では最大75Kvの電圧を使いますので、周囲に誰も入れないよう隔離を徹底します。

次に、こんな感じで機械に乗せて超高圧をかけて異常が無いか数値を計測していきます。かかる電圧が上がるにつれてジジジジジジ・・・という音が大きくなっていくので、何も見えませんが圧を感じます。検電器を近づけるとピーピーピーという警告音で帯電していることを教えてくれます。

接地棒のセッティングが適正でないと、短絡して電気が飛ぶのが見えました。静電気に似てるなと思いましたが、飛んだ時のパァンという音はものすごく大きいので電圧の高さが伺えました。

今回のテストではすべて異常なしで終わることができました。

高知本社 岡崎

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